津幡町太田 造成地、工事中です
こんにちは!
アニメ鬼滅の刃の遊郭編が終わり、すでに刀鍛冶編が待ちきれない前田です。
寒い季節も終わり、ようやく春らしい風が吹いてきましたね。桜ももう少しでしょうか🌸
さて、最近は昨年から手がけている津幡町太田の造成地の工事に集中しております。
この造成地も諸々の大人の事情で長〜い間、未着手のままでしたが去年冬からようやく工事をスタートすることができました。
本日は道路側溝の据付作業です。
皆さんがよく目にするこのコンクリート製の道路側溝は「VS側溝」と呼ばれます。
VS側溝のVSとはVariable(可変の)Slope(勾配)の略で、可変勾配側溝や自由勾配側溝のことです。
何のこっちゃ!!という感じですが、
水が流れる底面の勾配(傾き)を自由に調整して作ることができる側溝なのです。
この道路側溝を使うメリットは、何と言っても見栄えが綺麗に整うこと、そして何より車が上を通れると言うことでしょう。
普通のドブは開渠(「かいきょ」と読みます。蓋がない、開けっ放しだということです)なので車が通る場合はグレーチングという網状の金属か鉄板を敷きますね。
これでも十分通ることができますが、車が何度も通るうちに金属が曲がっていき、ガタガタと音が鳴るようになったり、最悪の場合外れて事故の原因になってしまいます。
その点、このVS側溝のようにコンクリートの蓋がついていれば安心というわけですね。
さて造成工事というのはみなさん平面的なものだと思われるかもしれませんが、実際には高さの方が100倍気を遣います。
この造成地も接続している道路との間にやや高低差があったので、元の道路と出来上がる宅地の高さとのバランスを考えて「いかに自然に道路を繋げられるか」をかなり時間をかけて検討します。
道の傾斜や道路の幅というのは周りの景色によって大きく見え方が左右されます。数値上は同じでも、きつい坂道に見えたり平坦に見えたりするのです。
そのへんは図面の上で考えているだけではイメージを掴めないので連日に何度も現場に通います。
(それでも現況の景色から完成形をイメージするのはなかなか難しい。。)
出来上がる宅地が少しでも利便性が良くなるように、何度も何度も検討を重ねました。
そうしてようやく工事に入るわけですが、出来上がったものを見るとイメージと違った!ということもたくさんあるので、これまた慎重に、おっかなびっくりしながら作業を進めます。
(特にコンクリート仕事はやり直しが効かないことも多いので!)
さて、敷設すると言っても積み木のように並べるというわけにはいきません。
何と言ってもコンクリート製です。製品一個だけでも300kg以上の重さがあるのでショベルカーで吊り上げてずれたり既に並べた製品にぶつかったりしないように超・慎重に据え付けていきます。
今日も強い風が吹き荒れる中の作業。気温は高いですが風にあたり続けるのは寒い!!
いつも危険な作業を難なくこなしてくれる職人さん達には本当に感謝感謝です😭🙏
VS側溝が並ぶ段階になると、ようやく完成形のイメージが見えてきました。
この造成地も元々の道路の幅を大きく広げるのですが、こうして実際に据え付けてみると、完成後の道路の幅がわかってきますね。
新たに出来上がる宅地だけでなく、向かい側に住んでいる近所の方にとっても利便性が良くなると嬉しいですね。
今のところとても良い感じです!
完成まではあと1ヶ月ほど。まだまだ油断せず進めていきます。
ではまた!