ネットの物件探しはキケン!?プロはプロに聞くのが一番。
今日は、不動産探しはインターネットを過信しない方がいいワケ。というお話をします。
今は昔と違いインターネットでなんでも探せるし不動産に関してもスーモやホームズ、アットホームに代表されるポータルサイトがあるのでかなり一般の人でも不動産を探し安くなりました。
エリアや部屋数、価格帯などで簡単に自分の条件にあう物件を検索できるので、はっきり言って「不動産屋なんてもう必要ないのでは」と思えてくるほど便利です。にも関わらず、今の時代でも不動産探しは不動産屋さんに頼んだ方が確実にうまくいきます。
今日はその理由を説明していきたいと思います。
ネットの不動産探しは労力が無駄になりやすい
1つ目の理由は探す労力が大幅に省けることです。インターネットで物件情報を探すことは一見すごく早くて効率がいいように思えますが、やってみると結構大変だったりするんですよね。これは実際に探したことがある人なら共感できると思いますが、ポータルサイトの情報は不完全にしてあるので見ても良し悪しが判断できない場合が多いです。
まず所在地がはっきりわかりません。不動産は読んで字のごとく動かせませんから、どんな場所に存在するのかというところが一番大事です。それなのにポータルサイトには住所が地番まで表示されていないことがほとんどなので問い合わせないとわかりません。また北陸圏は車社会ですから、車で行きやすい場所かどうか、駐車しやすいかというのがすごく重要になってきますが、これも結局のところ現地を直接現地を見ないとわかりません。
ポータルサイトでも駐車台数を条件として検索することはできますが、駐車3台といっても軽自動車なら3台駐車可能とか、目の前に電柱があってすごく駐車しにくかったりとか、ポータルサイトではわからないことだらけなんですよね。
その点、不動産屋さんに直接会って依頼すればポータルサイトよりも細かい希望を伝えられるし、プロなのでお客様自身も気づいていないニーズも掘り起こして明確にしてくれます。何より疑問に思ったことが即レスでわかるというのが最大のメリットだと思います。
手間が省けるという点でも最初から希望に近いものを探してくれるという点でも断然効率がいいのです。
ポータルサイトに載っていない情報も多い
2つ目の理由は物件情報数の多さです。
不動産ポータルサイトが出来たことで、昔に比べれば不動産の物件情報が一般の方にもかなりオープンになりましたが、実は不動産ポータルサイトに掲載されている情報は世の中で取引されている不動産のほんの一部でしかありません。なぜなら、いい物件はポータルサイトに掲載される前に売れてしまうからです。
不動産屋さんは普段から購入を検討中のお客さん情報を大量にストックしていますから、いい物件の情報が手に入ればまずは自分の顧客に優先して紹介します。そこで取引が成立してしまえばその物件の情報が世の中に出回ることはありません。
特に今の北陸圏の不動産業界は完全に売り手市場です。つまり物件の数が少なく取り合いになっている状態ですから、条件のいい物件は水面下で決まってしまうことがほとんどです。
いい物件ほど、ポータルサイトには掲載されないことが多いのです。もちろん、ポータルサイトにだっていい物件はありますが、先に書いた通り一般の方がポータルサイトでいい物件を探すのは案外労力がかかるものです。
「Aというサイトには掲載されているけれどBというサイトには載っていない」なんてケースもザラにあります。このあたりも不動産会社に物件探しを依頼することのメリットです。早い段階から声をかけていれば、水面下の情報を紹介してもらえる可能性も上がります!
交渉も有利に進めやすい
3つ目の理由は交渉も有利に運ぶ可能性が高くなるという点です。
不動産を探している側としては少しでも安く上手に物件を購入したいと思うのが世の常です。しかし、ネットだけを頼りに自分で不動産を探している人には難しいでしょう。
自分で不動産を探すということは、複数の物件を内見するときはそれぞれ別の会社に連絡を取ることになると思いますが、それだと業者さんからすると、こちらは毎回“イチゲンサン“になってしまいます。もっと言えばそれで対応しに来てくれる不動産屋さんは基本的にアナタではなく売主さんの味方だと思った方がいいです。
仲介をしている不動産業社というのは買いに来てくれたお客さんのサポーターである以前に、物件の売主さんのサポーターです。もちろん、売る人と買う人の両者に有益な取引にするのが仲介業者の使命ですから公平な条件で商談をまとめなくてはいけませんが、頼み込んだ末にようやく物件の販売を任せてくれた売主さんと、今日会ったばかりで冷やかしかもわからない問合せ客では、思い入れにどうしても差が出てきます。私なら少なくても自分を信頼して物件を任せてくれた売主さんに不利な条件にはしたくありません。
まして相手はプロですから、フラッとやってきて信頼関係も築けていない段階でいきなり値引き交渉をしてくるようなお客さんなら「嫌なら、他へどうぞ」とバッサリ斬り捨てられてしまうでしょう。
あらかじめ不動産会社に物件探しを依頼してあれば、その業者が売主側の業者と交渉を行ってくれます。
別に依頼する業社を一社に絞る必要はありませんが「私はあなたから買いたい」と匂わせて不動産業者をなびかせておくことで、いざ良い物件が出てきたときには一生懸命こちら側に有利な条件になるよう交渉してくれる、というワケです。
ただし、物件探しを依頼したときに「専属媒介契約」を結んだ場合は、他の複数社に声をかけるのは御法度となりますのでご注意を。
まとめ
いかがだったでしょうか。最初から不動産業者を訪ねることはちょっとハードルが高いなと感じる方も多いと思いますが、自分で探す場合でもどっちにしろ内見の時には不動産会社に連絡しなくてはいけません。それなら最初から業者さんに「任せるので探して!」と依頼をする方が随分と話が早いです。
実際、お店を訪問されて物件探しを依頼して下さるお客様もたくさんいらっしゃいますし「ネットがあるから不動産は自分で探せる」とたかを括っている方よりも、よっぽど賢く業者を使っているなと思います。
皆さんもぜひ不動産業者パワーをうまく使って上手に不動産を購入してくださいね!٩( ‘ω’ )و