『ブロック塀が共有だと揉める』問題
こんにちは!
春の急な気温の変化に体調を崩しそうになっている前田です!
こういう時は糖分を摂らないといけませんね!
というわけで苺系のコンビニスイーツのお世話になっている前田です( ˊ̱˂˃ˋ̱ )ムシャア
突然ですが皆さんのお家にブロック塀はありますか?
そのブロック塀はあなたのおうちのものですか?それともお隣さんのもの?
もしかするとあなたとお隣さんの共有の持ち物でしょうか?
だとすると!将来、意外なことでお隣さんと揉めてしまう原因になるかもしれません!
というのも、共有の持ち物と言うのはその名の通り所有権を共有しているので、直したり形を変えたりあるいは壊したりするときには共有者全員の同意が必要になるからです!
例えば、Aさんは自宅を建て替えるのを機にこれまで車を止めるときに邪魔だったブロック塀も撤去したいと思っています。そこでお隣さんのbさんにお金を出し合ってブロック塀を直しませんかと持ちかけました。ところがBさんの敷地ではブロック塀はお庭にしか面していないので全く邪魔ではなく、なんなら仕切りがあったほうがいいと考えていたのでAさんからの申し出を断りました。
共有者であるBさんの同意が得られなければ工事をすることはできないので、Aさんは仕方なくブロック塀を現状のまま残すことにし、それに合わせて新築するお家の間取りも変更しました。
すると10年後、今度はBさんが自宅を建て替えることになり、Aさんにブロック塀をお金を出し合って壊さないかと持ちかけてきます。
当然、Aさんの立場からすれば面白くありません。Bさんの同意が得られずにブロック塀が壊せない為に間取りまで変更したのになぜBさんのときだけ協力しなければいけないんだ。とやはりBさんからの申し出を断りました。
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これは例え話ですが、不動産仲介の仕事をしていると実際このような場面によくあたります。
常々思いますが、「共有」と言う仕組みは一見すると平等で理にかなっているようですが、所有者全員の同意がないとたとえ必要に迫られていても手をつけることが出来ないと言う点ではリスクのある所有形態であると言えます。
ブロック塀のお話なら大した問題にはならないかもしれませんが、これがもし土地や建物で、
「同意が得られず売却が出来ない」
「同意が得られず建替えが出来ない」
なんてことも、、
共有者同士が仲睦まじいうちはハッピーですが、人と人との関係性も、その人たちを取り巻く状況も、時が経つにつれて変わるものです。
表面的な平等に目を取られて共有という形態を選んだことが、後で足枷にならないようにしたいですね。
ブロック塀を積み替える機会に直面した方は、それを機にどちらかの敷地に収めてしまって共有状態をやめるという選択もアリですね!
ではまた!